【2017 J1 第30節:C大阪戦】明らかな弱み


いくら、堅い守備組織を構築できていても
こうも簡単にセットプレーから失点しては全く意味がない。

開幕からずっとこの問題は顕在化していたのに一向に改善する気配がない。
失点以外のFKでもオフサイドをとろうとして失敗し、フリーで合わされる場面もあり
流れの中ではみれる集中力や粘りがセットプレーでは垣間見れない。

一点の重みがこれから、ますます大事になってくる、この時期に到底見過すことができない課題。



収穫は高野のワイド、阿部翔平の中盤。
特に高野は突破力、鋭いクロスで見せ場をつくっていたし、阿部翔平の中盤もビルドアップでよく効いていた。
ただ、今日の天候を考えたらある程度、長いボールをDFラインの裏に蹴ってFWを走らせるほうが
処理しにくいピッチコンディションで相手も嫌だったと思うので戦い方としてはもったいなかった。

関連記事

【2017 J1 第29節:F東京戦】3連勝ならず


結果もそうですが何か緊張感のないゲームで残念でした。

数的優位が優位にならないのは甲府として今に始まったことではないが
後半立ち上がりからリンスを1列落として受身に入りすぎたことが今日のポイントだった。

まず、守備に関しては前のフィルターがかからなくなって起点になる高萩への警戒が薄くなり
中盤の4枚もどこからプレスをかけていいか迷ってるようだった。
(審判のジャッジがかなり笛吹く傾向だったのでセットプレーが多かったというのもあるが)
失点もあったことを考えると明らかにリズムが悪くなった。

攻撃に関しても前半は確かに2トップ含めてあまり良い攻撃が出来ていたとはいえないが
相手が4バックになったので2トップのままにしとけばカウンターの時に1対1の状況になりやすい状況だった。
数的優位になっても大してポゼッションはあがらないし、チャンス作ってるのはだいたいカウンターや
ドゥドゥ、リンスの突破からなので前線に1人しかいない状況はかえって攻撃の選択肢を狭めた。

吉田監督の中での狙いはあったと思われるが攻守ともにプラスになったとは言い難く
どうしてもあの変更には腑が落ちない。

関連記事

【2017 J1 第28節:柏戦】元柏の恩返し

 
最近のチーム状態からいけば十分チャンスはあると思っていたが
相手が好調の柏でしかも苦手な日立台。
そういった状況で勝ち点3取れたことは残留争いの面でも大きいし
試合内容、試合展開を考えると勢いにのれる勝ち方だったので
大きな大きな勝利だったと思う。


今の甲府の良さはドゥドゥ、リンスを中心とした攻撃陣の好調さということは言うまでもないが
失点しなければ必ずどこかでゴールがとれて勝てるという自信がチーム全体にあるので戦い方にブレがない。
マリノス戦では2失点してしまったがそれは守備にも良い影響を与えていると思う。


そこで、注目したいのが今日の試合で柏がとられたオフサイドの回数。
試合を観てる間から今日はよくオフサイドとってるなあと感じたが
調べるとJリーグの1試合平均が2~3なので8回という数字は非常に多い。

もちろん、相手が裏を狙わないとこれほどオフサイドはとれないが
それでも5バックでラインがそこまで高くはない甲府のようなチームではなかなか出来ないこと。
ラインを少しでも高くするという意思とそれを実現させる為の連携が出来ている証拠だと思うし
柏がそれほど裏を狙ってもコンパクトな守備が崩れなかったとも言える。

自陣からのパスミスだったり、以前多いセットプレーからの失点は要注意だが
攻守両面でポジティブな循環になりつつあることは間違いないので
これを継続させていければ、最後は良い結果で終われるに違いない。
関連記事

【2017 J1 第27節:横浜M戦】結果がついてきた

ドゥドゥとリンスの2トップになってからカウンターがより洗練され
戦術のブレもなくなり、明らかにチームの状態は上向きだった。

ここで結果に結びついたことに驚きはないが残留争いをしている札幌も広島も勝ち点を積み上げているので
この一勝では全然取り返せてはいない。

ただ、内容が伴っているのは非常にポジティブな部分で特にドゥドゥとリンスの関係は良い。

お互い機動力がありながら単機で仕掛けられるので甲府の戦術によく合っていることは言うまでもないが
最前線で身体を張りながら相手を引きずってでも運んでいくのがドゥドゥで
リンスは中盤に顔を出しながら狭いスペースでもターンやキレで相手を交わしていき、スルーパスもある。
大きく分けると同じタイプだが役割が若干違うので被るようなシーンもなく良好な関係が築けている。

ここは今の甲府の強みであり、今後もさらに期待できるポイント。


課題としてはやはり、クロス対応とセットプレー。
新井のリベロ自体は悪くはないがクロスにもろさを見せる。
セットプレーの守備も含めてそこの部分はどうやって補うか、突き詰めていかないと
勝てる試合も勝てなくなる。
関連記事

【2017 J1 第26節:鳥栖戦】ついに降格圏


前半の内容からいえば今日は勝ち点3取らなきゃ行けない試合だったが
橋爪の退場で一気に形成が逆転。

(橋爪は1点目のアシストもあったり、吉田の対応も前半は上手くやっていたので
後半の15分間という短い時間で2枚の警告をもらったことが本当に悔やまれる。)

チームとしても最後踏ん張りきれず嫌な負け方をし、さらに降格圏に落ちたこともあり
ショッキングな敗戦となってしまった。


ただ、良かった点は結構あって
何節か前からカウンター主体になって改善されつつあるが
守→攻に切り替わったときの速さがさらに良くなり、攻撃がスムーズになった。

リンスとドゥドゥの関係もよく、特にリンスは中盤でのおさまりもよく、
アタッキングサードでラストパスも出せるので2人で崩すシーンが多かった。

さらにサイドからのクロスにも工夫がみられ、1点目はまさにグラウンダーでいれたことが得点に直結した。

攻撃の部分で良い場面が多くみられたことはポジティブに捉えていい。



課題は、守備でのクロス対応。
前半から主導権は握ってたもののクロスから危険な場面が単発につくられていて
特に新里や新井のところは身長の割には空中戦が弱いので鳥栖のFW2人に対して明らかに分が悪かった。

そこは一人少なくなったこととは関係なく、またシーズン通してセットプレーでの失点が多いことも含めて
解決しなければいけない課題。


最後の采配に関しては勝ち点1を狙うという考えもあったと想像するが
ブラジル人FWを2人残したり、あえて4バックにしたりと勝ち点3の可能性をより残そうとした判断は間違っていなかったと思う。
仮に1を狙ったとしても空中戦で分が悪い今日の甲府ではゴール前にべた引きする方が失点する確率は高くなるだろう。
結果的に最後まで持たなかったが、カウンターで相手に脅威を与えるほうが抑止力になって守備の負担軽減にもなる。

ただ、空中戦に強いタイプの畑尾は先発から使うべきだったのでは?とは思う。






関連記事