【2018 J2 第24節:熊本戦】逆転

 

前節の反省もあっただろうし、30度を超える暑さの影響下か、いつものようなハイプレスはセーブされた。
熊本も甲府のプレスを警戒してかボールをポゼッションせずにカウンター狙いのようだったため
最初から甲府がボールを持つ時間が長くなり、いつもとは違うシチュエーションでの試合の入りだった。

その中で早い時間帯の失点。
堀米の不用意なボールロストも問題だがその後のセカンドへの反応で左藤と湯澤が同じ選手にプレスかけて
スペースを空けてしまい、島川がサイドに引っ張られ、ポストプレーで中盤に落ちた皆川をフリーにしてしまい
そこからの展開でサイドを崩された。

その後もカウンターを受けるようなボールロストと切り替えの遅さ、最終ラインの対応には課題がみられ
失点が増えてることを考えれば早急に修正しなければいけない。

また、ボランチがプレスに行った時に脇のスペースに相手の選手が落ちてプレスを外されるケースも
前節同様あってそこも反省材料。



一方、攻撃面では収穫があり、一番目立ったのは堀米。
1トップをやったことで狭いスペースでプレスを受けてもミスをせず、より洗練されたような印象を受けるし
得点したことで自信にもつながり、今は攻撃陣を牽引する存在になっている。

小塚、バホスという縦に早い攻撃は大きな武器だったが彼らが長期離脱したことで
前線の再編成が行われつつあるつが、堀米が1つ抜け出た感は強い。


もう1人、面白いなと思ったのは湯澤。
今日のようにスペースを消してくる相手には幅と奥行きを使って相手をコンパクトにさせないことが定石。
その中でワイドの選手はタッチラインを背負って上下動し、サイドの幅を取ることが重要視されるし
ジネイという高さを生かすならなおさら左でクロスをあげれる選手が必要だった。

しかし、湯澤はダイアゴナルで斜めに走って相手の裏をとりにかかった。

もしかしたら、自分の特徴を出しただけかもしれないがあの動きは熊本にも以外だったようで
前半2回のトライで2回ともチャンスになり、1回は貴重な同点ゴールにつながった。

前線の1トップ2シャドーにスピードがなく、裏に飛び出ても一気にゴールに向かうような攻撃はとれないので
あのようなプレーはいいアクセントになるし、今津からの長いフィードも精度が高かったのでそこにも驚きがあった。

高野も決して悪くないので湯澤をまた右に戻すことは十分あると思うが
湯澤の新たな一面が垣間見れたことは今日の試合、特に前半のハイライトだった。

【2017 J1 第33節:大宮戦】結末は最終戦へ

 
試合開始からハイプレッシャーで主導権を握ろうとするも、大宮も出足が早く
なかなかマイボールにしてもボールがつながらない立ち上がり。

また、ビルドアップのミスからショートカウンターくらうよりはリスクおかさずにクリアで逃げていたことで
ドゥドゥやリンスにおさまらない時間が多く、チーム全体を通しても緊張してるのか硬さがみられ
試合展開としてはイーブンではあったが良い流れとは言えない前半だった。

失点するリスクを排除する為にクリアで逃げるのは仕方ないかもしれないが
前線の二人がノーチャンスのようなボールがばかりでは流石に厳しい。


それでも後半は前半みられなかった裏をとるような動きも増え、徐々にゴールに迫れるようになり
セットプレーも増えていったがやはり、どうしても最後のところで見方と合わなかったり、
シュートがミートしなかったりとゴールにつながらない。


新潟が勝ってくれたおかげで甲府が勝っていれば清水と逆転出来る状況だっただけに
最後の最後まで歯がゆい、もどかしい試合になってしまった。




守ってカウンターだけ狙えば良い相手でもないし、そういう状況でもない。
極限までプレッシャーの掛かる試合でもあるのでミスが多くなるのも分かる。
ただ、それを乗り越えないと残留は勝ち取れない。






佐久間監督続投&来季のチーム編成を考える




□監督
個人的には長崎の高木監督や愛媛の木山監督がいいなと思っていましたので佐久間監督の続投は少しがっかりです。
しかし、決まったからには応援しますし、何が何でも残留してください。

 2016シーズンに向け、監督の人選を進めてきた中でフロントとしてまず重視した点は以下の通りです。

①来季はJ1リーグ残留、さらには中位の成績を目指す
②そのために現在の堅守を維持しつつ、課題である得点力向上を目指す

次に来季の背景を以下の通り分析しました。
①開幕が一週間前倒しの見通しで、新チーム始動後の準備期間が短い
②最終戦が11月初めとなる日程見通しのため、8月までに約8割方の日程が
消化されることになり、スタートダッシュと序盤の戦いが重要になる

さらに、チームの現状を以下の通り考慮しました。
①ベテランの活躍が欠かせない
②「ベテラン・中堅・若手」が入り交じったチーム編成となる

佐久間悟 監督2016シーズン続投のお知らせより


背景①、②を考えると確かに来期は監督人事で失敗すると取り返せないシーズンになる。
ただ、今年の采配を見る限り、佐久間監督で発展や上澄みがあまり期待できそうにないのでそこは少々不安。

また、GMとの兼任に関しては負担が大きいはずなので東海林強化部長にGMを
(実質でもいいので)委任するなどして監督に集中してもらいたい。



□選手

まず、A契約の25人枠は触れておく必要がある。

現時点で甲府に所属している選手が来期も全員残ると仮定するとA契約は24人。
(A契約の条件:450分以上出場、4年目以降はAorB契約)



20151109-2.jpg20151109-0.jpg
※岡西は来年で4年目なのでAorBですがB契約はA契約に移るとその時点で25人枠の適用になる
(CからAになった場合は翌シーズンから25人枠の適用)
詳しくはJFAにある選手契約の規約を参照してください。http://www.jfa.jp/documents/pdf/basic/10.pdf

さらにレンタル組も加えると24+4=28人で3人オーバー。(外国人枠は3人なので実質27人)

ということで既存選手の移籍がない限り、間違いなく補強は少ないです。



ここまでに出ている情報を加味すると(ソースはおもに山日)

・バレー、マラニョンは退団濃厚でパラナは条件次第
・阿部拓馬に4クラブからオファーあり、退団の可能性
・山本、稲垣、伊東らは複数年でその他、今季在籍している日本人は全員契約延長のオファー
・外国人は東海林強化部長がブラジル視察し、センターフォワードやシャドーストライカーを調査
・J1の外国人も検討中
・新卒は名古屋U18の森晃太が内定、大卒はなし
・補強はJ1やJ2で出場機会を失っている若手を中心に進める




2016kari01.jpg
現実的に考えて、阿部拓馬は移籍と仮定して現在の編成はこんな感じ。
これでA契約が20人なので補強は5人まで。
ただ、開幕から枠を一杯にすると中断期間に補強ができないので外国人含めて4人追加が妥当なところ。



□補強
  • バレーが抜ける1トップに1人
  • 阿部拓馬が抜けるシャドーに1人
  • ベテランが多いCBに最低1人
  • あとは全体的なバランスをみてどこかに1人

ここからはあくまでも願望です。

データで振り返る甲府の1stステージ(2)

 
今回は今年から公開されているトラッキングデータの考察

走行距離やスプリント回数が勝利に直結するものではないことは明らかなので
リーグで何番目というより、各節のポジションごとにどんな特徴があるのかみていきます

誰が一番走ったかなど個別のまとめは大手サイトさんがやられていたのでここではやりません

なお、システムは3421をメインにしましたが352もやっていたので厳密には正確ではありません  




上が走行距離、下がスプリント回数
 
走行距離GK3バックWBボランチシャドー トップ
対戦相手

広島4.4110.039.319.911.310.2112.5212.0111.9511.311.11
名古屋4.759.258.869.6310.3910.5912.6911.1111.911.3611.09
G大阪4.279.598.539.1110.8710.2212.2410.9612.0911.210.42
F東京4.4610.319.519.6511.4210.6511.1712.2912.0111.3610.84
神戸4.779.968.6710.9410.4610.4311.8511.4712.1411.2612.28
鳥栖4.6210.349.779.6710.2210.1811.0510.3311.9611.1410.51

4.559.919.119.810.7810.3811.9211.3612.0111.2711.04
川崎4.0610.5910.59.8610.9611.3112.2510.512.5512.2211.22
浦和4.6510.1710.229.7311.1910.2411.5210.5112.0412.0811
鹿島4.99.69.569.4911.5510.379.9611.8111.8112.1612.16
松本4.639.899.38.2310.549.888.910.1510.5210.6110.31
湘南5.4910.578.7111.111.9211.1311.3811.0512.211.5210.47

4.7510.169.79.711.2310.5910.810.811.8211.7211.03

4.6410.039.369.7610.9810.4711.411.0111.911.4711.04
山形4.699.629.039.4210.8810.8610.7311.0912.4810.9210.76
仙台4.559.718.7610.1611.1910.5613.0711.0512.5911.7610.66
新潟4.619.48.689.3910.719.8811.9610.6212.0211.2111.9
横浜M4.659.648.3110.0710.669.910.7611.811.8211.0511.53
清水4.949.038.959.4510.8710.411.0712.0811.5211.611.35
4.539.488.6310.1810.449.8910.611.8712.2210.3911.31

4.679.488.739.7810.7910.2511.3711.412.1111.1611.25


 
スプリントGK3バックWBボランチシャドー トップ
対戦相手

広島077113213158181814
名古屋0791529122113181927
G大阪1101111175191181413
F東京010141715111210171917
神戸0241113269211012128
鳥栖091019161494211616

0.211.210.314.322.510.716.29.315.716.315.8
川崎071151512206131715
浦和0541017121714152820
鹿島084723773241926
松本05582010913141514
湘南1118529111711253214

0.27.26.4720.810.4149.418.222.217.8

0.29.48.51121.710.515.29.416.81916.7
山形011771216126162417
仙台1855138104181513
新潟011628668181728
横浜M1117133610913141428
清水01216172271713162029
11151120542151224

0.510.77.79.218.58.79.77.716.21723.2

※赤字は選手交代があったポジション




・WBよりもシャドーやトップの方が走行距離は多い
→他のチームより前線の守備のタスクが多い

・WBは右サイドのスプリント回数が多く、その影響もあってか途中交代も多い
→ゲームをつくる左サイドと比べて、右サイドはランニングするタイプが多い

・序盤はボランチの交代が多く、なかなか選手を固定できなかった
→センターラインを頻繁に変えては安定感も生まれない

・ GKを除いて走行距離、スプリント回数が一番少ないのは3バックの真ん中
→フィジカル的に余裕があるポジションだからこそ、山本のハイパフォーマンスが続いている


監督交代によって全体の走行距離、スプリント回数が変化することは差ほどなかったが個別に見ると違いがある
特に目立つのが序盤の3バックのスプリント回数で右も左も真ん中でも二桁を超えてた
個人の特徴(野田)で上がることはあったが湘南のようにチームの戦術で3バックが攻撃に参加するようなチームではないので
守備でカウンターを受けることが多かったゆえの数字と予想される




・2ndステージに向けて
堀米がシャドーのポジションでレギュラーを奪えるかということは2ndステージの見所だが
このデータを見てもシャドーのポジションは平均11~12km近く走る走力が求められる
ただ、1次キャンプの体力テストで2位になるなど単純な走力は問題ないはずだが
実際の試合ではなかなかそのようなところがみられない

フィジカルコンタクトやスプリントなど消耗が激しいプレーに課題があるからだと思われるが
素走りとしての走力ではなく、戦えるタフさを身につけられるかが重要なポイント
もちろん選手個々の特徴があるとはいえ、最低限のレベルをクリアできないと先発では使われないだろう




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データで振り返る甲府の1stステージ(1)


データといっても手に入るものは限られているので
試合を見た僕の感想を含めた考察

※データはFOOTBALL LABから

 
対戦相手シュート被シュートポゼッション率パスクロスCKスローインドリブルタックルクリアインターセプトオフサイド警告30m進入
広島41446.849250177171620327
名古屋5750.24671052522313035134
G大阪5849.24621842815202210038
F東京41151.2490134248292430433
神戸82044.8486114197271851042
鳥栖5952.14971441410211911243

5.211.549.1482.311.83.521.211.524.221.52.51.21.736.2
川崎81735.838485179321722032
浦和51435.4263761913212541021
鹿島121444.33751152014273304531
松本71049.63821152513161312132
湘南14753.843321112917271503047

9.212.443.8367.411.66.42213.224.620.61.42.41.232.6

711.946.743011.74.821.512.324.421.121.71.534.5
山形11847.13721162114222341133
仙台5342.7399143177264232027
新潟6647.447041218252952038
横浜M6742.64221262211291993129
清水101242.230140209226234119
8444.94681792015251841041

7.76.744.5405.310.34.220.210.724.832.24.72.20.531.2
 
 
リーグで何番目というより、監督交代による変化の考察ですが
樋口前監督時代でも途中で昨年のサッカーに切り替えた時期があるのでその時期とも比較
(時期はあいまいですが試合を観た主観的な印象と監督コメントから想像するに川崎戦からと想定)

黄色→樋口前監督が積極的にプレスとポゼッションに取り組んだ時期
オレンジ→昨年までのラインを深くして引いた守りに移行した時期
水色→佐久間監督


黄色の時期はやはりポゼッション率やパス本数が高かった
ただ、この数字はおそらく相手の陣地や守備ブロックに入ったポゼッションではなく、後ろでつないでるだけのもので
シュート数が昨年から激減しているように攻撃で良い変化をもたらしたとは言えない

守備に関してもラインを高くしたことによって相手のカウンターを受ける回数が増加
前から奪う意識を高かったのにインターセプトの数字は減少し、その代わりカウンターを止める警告が増えた
こちらも被シュート数を見る限り、良い変化ではなかった

ポゼションや前線から奪いにいく守備は確かに甲府の課題だが
選手の適正を見極められず、昨年までのベースをないがしろにしたのは大きな問題
途中で方針転換したとはいえ、どん底の状態からではなかなか細部にまで目がいかなかった


佐久間監督はそういう問題点を踏まえて
攻撃ではカウンターの整理、守備ではリトリートした守りの徹底から着手

バレーの獲得や伊東の台頭、土屋の復帰と選手個々の質もあるが
まずビルドアップでクリアの選択肢を与え、自陣でのパスミスを減らしてカウンターを受けないようにリスク管理
守る時間が増えたにもかかわらず警告数が減ったのはプロフェッショナルファールがなくなったからだと思われる

さらに、引いて守るにしてもチャレンジ&カバー強く意識させたことでインターセプトの回数が増加
樋口前監督も引いて守る時期はあったがボールホルダーへのプレスとそのカバーをあいまいにさせていて
人数はいるのにシュート打たれたり、スペースを空けたりと良い守備が構築できなかった



監督別
シュート被シュートポゼッション率パスクロスCKスローインドリブルタックルクリアインターセプトオフサイド警告30m進入
樋口711.946.743011.74.821.512.324.421.121.71.534.5
佐久間7.76.744.5405.310.34.220.210.724.832.24.72.20.531.2
城福9.17.343.9426.415.73.62512.322.623.5411.339.1

 

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