【2012年の総括】データで振り返る2012年の甲府

某雑誌と某サイトのデータをまとめました。




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2位湘南と勝ち点11も差を付け、昨年の優勝したF東京並みの成績で今年のJ2を制覇したわけだが
データをみると1位の項目が1つもない。


各データから読み取れる今年の甲府は

・ボール奪取はタックルやブロックではなくインターセプト
→読みや出足の良い選手が多い理由か?


・被攻撃回数、被シュート、被チャンス構築率、失点の値は高く、守備でのデータはリーグ1,2を争う。
→GKのセーブ数も少なく、相手の攻撃をしっかり断ち切れていると言える。


・攻撃回数は少ないもののシュート、チャンス構築率、コーナーキックの値はかなり高い。
→攻撃する場合はしっかりシュートかCKで終えている


・パス、クロス、ドリブルどれかに偏ることなくバランスが良い
→相手のマークを分散させられた要因か?



・前半戦、後半戦、ホーム、アウエイで得失点の差はあまり見られない
→大きな違いがあるのは負け数、システムも変わったがそこまで大きな変化なかった。


バランスの良さがとにかく目に付く。
どの相手に対しても苦手意識などを感じるような事はなかったのではないだろうか?
ホームでもアウェイでも成績が変わらないのも安定した戦いが出来た要因だろう。




データで観る甲府の印象はどうでしょうか?
1年間観てきた印象との差を考えてみるのもまた面白いです。



※あくまでも数値化したデータですのでこれが全てを表しているわけではありません。







前回の続き

水戸
橋本や岡本らの活躍により攻撃に上積みされ、昨年より順位を4つあげた。
特にホームでの強さが目立ち、勝点56の約70%はホームでの勝ち点だ。
ホームでの強さを維持しながら成績を上げていければJ1クラブライセンス取得の可能性は開けてくる。


熊本
ポゼッションを掲げてスタートしたものの序盤はなかなか機能せず苦しんだが終盤には5連勝するなど上位を苦しめた。
武富の去就次第になるが攻撃は北嶋や藤本のベテランに加えてスピードのある斎藤など力のある選手が揃っている
ので安定した守備を構築できれば上位を伺えそうだ。高木監督の後釜も気になるところではあるが・・・


徳島
監督交代や主力の入れ替わりなどが響き、昨年のような昇格争いに全く顔を出せなかった。
はまった時は3-0など完勝する試合も多い中、0-4など大敗する試合も少なくなく、非常に波のある1年だった。
ただ、小林監督にとって選手の見極めやスタイルを模索できた1年であったであろう。


愛媛
序盤は中位に位置していたものの夏場の13試合勝利無しが響きいた。
ただ、終盤は千葉や湘南、甲府とドローを演じるなど8試合負けなしと守備が安定し、存在感はみせた。
バルバリッチ監督は家庭の事情から今期限りの退任が決まっている。


草津
守備は御厨を中心とし、まずまずであったがシーズン途中でへベルチがC大阪へ移籍、リンコンが起用法を
めぐって退団と攻撃の核が2枚抜けてしまったのが痛かった。
個人的に草津はブラジル人の発掘が得意であると思われるので来季に期待したい。


福岡
まさか福岡がこの順位で終わるとは・・・誰しもが予想できなかったであろう。
前田監督が新しく就任し、スタイルの転換を試みた結果ではあるものの非常に厳しい1年となった。
来季はスロベニア出身のプシュニク氏が監督に決まった。


富山
なんとか残留したもののとにかく怪我に泣かされた。
サッカーのスタイルも守備を頑張りながらカウンターを狙うという安間監督の理想には全く手が付けらなかった。
終盤に主力が戻り始め、調子を取り戻し残留を決めたが本当に最低限の結果だった。


鳥取
リーグワーストの失点数ではあったがホームで勝負強く、勝ち点を伸ばした。
期待されたコスタリカ代表コンビは完全に不発に終わり、千葉からレンタルで久保を獲得するなど応急処置するも
なかなか上手くいかなかった。来季は小村新監督を迎えるが今季の反省を活かし的確な補強をしていきたい。


岐阜
7勝のうち6試合が1-0の勝利で、3-2で勝利した湘南戦は相手チームで退場者が出た試合。
間違いなく課題は攻撃面にあったワケだでシーズン途中のストライカー募金での補強も成功したとは言い難い。
残留できたことは良かったが来シーズンに向けての戦力アップの必要を感じているだろう。


町田
正直、甲府との対戦や他チームとの試合を観ても最下位になるようなひどいサッカーをしているわけではない。
前監督ポポヴィッチ監督のポゼッションサッカーを引き継ぎ、J2でも華麗なパスワークを披露したが
決定力に苦しみ、守備でも相手のカウンターを抑えるケアが出来なかった。 
良いサッカーはしてるが怖くはない、対策すれば問題ないと各チームに思われてしまった事も原因かもしれない。



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【2012年の総括】J2を振り返る

今更感がありますがデータのまとめ作業が終わったので今年の総括を書いていこうと思います。

まずはJ2全体の総括です。

・J2の底上げ
今年のJ2は上位も下位も激しい勝ち点の奪い合いで最後まで大混戦だった。
新しく導入されたレギュレーションが大きな理由の1つになっていると思われるが
それ以上に中位~下位のチームが成長し、自分たちの色を持つチームが増え、組織的なサッカーをするように感じた。

年間を通して苦しんだところは多いがどこのチームでも良い時は上位から勝ち点を奪えていたし
波乱と呼ばれるようなゲームが毎節、発生していた。
まだまだ経営面で苦労している所は多いし、万全な環境を整えている所は一部だが
監督や選手の経験値が上がり、ピッチ上ではどのチームも大きな差はなくなりつつある。


・ポゼッションサッカーの是非
近年のサッカーはポセッションが1つのテーマになっていたが今年のJ2は違った。

京都、千葉、山形、東京V・・・・

どのチームも巧みなパスワークで相手を翻弄するも決定力を欠き、逆に一瞬の隙を突かれ勝ち点を取りこぼした。

逆に昇格を決めた甲府、湘南、大分は守備に回る時間が少なくない中で相手の隙を狙ったり、陣形が整わない内に
効率よく攻めたりとポゼッションとは逆のスタイルで結果を残した。

残念ながら1年でJFLへ戻る町田もボール支配率はJ2で一番高かっかたし
対戦相手から「なんでこんなに良いサッカーをしてるのに最下位なの?」という声もよく耳にした。

ポゼッションサッカーをすれば何か良いサッカーをしてるような錯覚に陥るが
一番重要な部分は何なのか?を改めて感じるシーズンだったように思う。


助っ人外国人の不在
得点ランキング上位10人の中で外国人のストライカーは得点王になったダヴィだけ。
10点以上とった選手も全18人選手いるが外国籍の選手はダヴィとカイオの2人のみ。

J1にも言えることだがブラジルの好景気・日本の不景気が影響し、各クラブとも優良な助っ人を確保しづらくなった。

だからこそ人数をかけて守られた時の崩し方や決定力の部分で泣くクラブが多かったのかもしれない。

日本人のストライカーを育てることも重要だがブラジル以外の補強ルートを各クラブが模索する必要があると言える。
(現状、韓国ルートが増えてきているが日本人との差別化はあまり出来ていない)







ここからは各クラブの印象を・・・

甲府
主力が多く入れ替わった中でダヴィを再生し、攻守にバランスのいいチームを作り上げた城福監督の手腕は特筆に値。
夏の補強も的確で怪我人も少なく、チーム内で良い競争が働いたのも大きな理由の1つであろう。
そう言う意味では監督・選手以外のフロントやコーチ陣などの働きも素晴らしかった。


湘南
開幕前の予想から見れば驚愕の成績であったがチョウ監督のもとで若い選手達が躍動し、縦に早いサッカー
組織的でありながら、魅力的であった。
数試合勝てない試合が続いても自分たちのスタイルを貫いたことが最後、身を結んだ。


大分
リーグは6位に終わったが、見事POを勝ち上がって昇格を決めた。
多額の借金返済の為に是が非でもJ1昇格を勝ち取らなければならなかったのでチームとしてはホッとしているだろう。
最後10分でギアが上がる力強さは田坂監督の指導による練習の賜物だろう。


京都
内容だけでみればほとんどの試合で相手を上回っていたはず。
若い選手が多い所以もあるかもしれないが勝負どころの見極めや引き分けで良しとする大人のサッカーができなかった。
選手のコマは豊富に揃っていただけに柔軟な采配で相手の的を絞らせない戦い方をしても良かったのかもしれない。
数年前の我がクラブを見てるようだった。(もちろん京都の方がクオリティは高いが・・・)


横浜C
監督経験0、途中就任、最下位・・・・
こんな状態から4位まで引き上げPO進出まで達成した山口監督の手腕が非常に光った。
冷静な知性派の監督かと勝手にイメージしていたがどうも違うのかもしれないw


千葉
またもか・・・と誰もが思った。J2では別格の戦力を誇り、ゲームの内容も良い。
良い時は前半で試合を決めてしまうゲームがある中であっさり下位に負けることも少なくない。
毎年、監督が変わっているのも悪い影響で修正や反省が次の年に反映されていないようにも思える。


東京V
毎年、毎年多くの選手が入れ替わりながら昇格まであと少しのまで来ていたが今年も最後に失速。
チームの主将が途中で移籍したり、終盤で監督を交代するなどややチームがまとまっていないように見える。
期待を抱かせる若手が今年も出てきたのはまだ幸いだったか・・・・


岡山
4年連続成績を上げつつ今年は初の一桁順位。
影山監督のスタイルがチームに浸透しただけではなく、クラブの経営も安定し、J1でもそうそうない練習環境が完成する。
来年、勝負の年と捉えれば今年の結果はまずまずと言えよう。


北九州
三浦ヤス監督のもと若い選手が伸び伸びサッカーしている所には好感持てるが守備が稚拙だったのは残念なところ。
J2参入2年目であった昨年より順位は1つ落としたが、近年昇格したクラブの中では成功してる部類。
ただ、J1のクラブライセンス取得の目処が立っておらずヤス監督の退任や主力選手の退団が来年大きく影響しそう。


山形
J1で鍛えた守備に攻撃に上積みしたかったところではあったが、決定力を欠き、守備でもミスが目立った。
前半戦を首位でターンした事やサッカーの内容を考えれば、悔しさは大きい。
来季はコーチに相馬氏が就任決定。


栃木
昨季以上の成績を残し、あわよくば昇格まで行きたかったところではあるが逆に昨年より成績を落とした。
守備に重点を置きながらカウンターを狙うスタイルは体現出来ているが質の部分をもう少し上げていきたい。
ところで開幕前話題になったジャイロはどうなったのか?


松本
J2初参戦ながらこの順位は上出来。
無名の選手が多いものの、反町監督の下、1年でスタイルも確立しつつある。
観客動員も非常に多く、来季はスポンサーも今年以上に見込める模様で大きな期待がかかる。


残り10チームは次回・・・(o・・o)/


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これもプロヴィンチアの宿命~ダヴィありがとう~

皆さんご存知のようにダヴィの移籍&フェルナンジーニョの移籍が決定的となりました。

サンニチ新聞http://www.sannichi.co.jp/VFK/NEW/121206_1.html
夕方のYBSニュースで同時に報道されたので信憑性は非常に高いでしょう。

詳細をまとめると

・11月上旬に代理人が来日してそこで正式にオファーした。オファーしたのは甲府と鹿島

・鹿島がダヴィに費やす費用(移籍金&複数年の年俸)は約3.6億

・甲府も億単位のオファー(クラブ史上最高額)を出すも来季の増収(4~4.5億)半分を占めるのは編成上好ましくない

・鹿島は当初興味だけで消極的だったものの、監督人事により補強路線が変更したと思われる

・フェルナンジーニョは今年の年俸の倍(約4,000万)でオファーしたがG大阪時代の年俸(6,000~7,000万?)
を要求され、破談の可能性が高い。

・交渉の最終判断は今週末期限に設定され、進展がなければ撤退



※追記
スポーツ報知によるとhttp://hochi.yomiuri.co.jp/soccer/jleague/news/20121207-OHT1T00012.htm

・ダヴィサイドからの売り込みで鹿島はまだ正式オファーしていない(金額は口頭で提示している)

・甲府も延長のオファーをしたが鹿島がその金額を上回る見込みで違約金はそこまで高くないとのこと



ダヴィは予想してましたががフェルナンジーニョまでも高額な年俸を要求されるとは・・・・

Jで実績あった選手はこういうリスクがあるのね、なかなか厳しい状況です。


気になる後釜ですが
・佐久間GMがリストアップしたブラジル外国人数名
・Jリーグ経験のある助っ人外国人
・日本人FW
を考えているとのことです。


城福さんが積極的に動いてたのも二人の退団が決定になったからかもしれんませんね。

その他、片桐とレナトの退団も決まり甲府サポには厳しい1週間になりそうです><



ちなみに鹿島サポが観るかもしれませんのでダヴィの取説を最後に書いときます。
(あくまでもここ1~2年甲府で観た印象で書いてます)

・最大の持ち味は強引なドリブル突破
⇒ただし、スペースがないと活きない。真ん中からややサイドに流れて勝負するのがお決まりのパターン

ポストプレイは苦手、特に背負いながらの落としは期待できない
⇒足元に正確なパス入れてもトラップやターンが上手いわけではないのでラフに入れた方がDFが食いついてくれて
入れ替わりになって良い状態になる可能性が高い
⇒あえて距離をおかれて、トラップを狙われるとかなりの確率でボールロストする=弱点
⇒サイドであれば密着マークされても強引にターンしてDF引きずりながら突破する
⇒メンタルに余裕があり、連携が良くなればポストプレイも出来るようになるかも?

・身体は強いので怪我のリスクは少ないが開幕前のダイエットは必須
⇒しかも今年はオフ入りが1ヶ月近く早い。フィジコの腕の見せどころですw

・ゴールパターンは多彩でボックス内では抜群の嗅覚、ヘディングもなかなか上手い
⇒今季32点の内訳の印象は個人技による1/3  完全なごっつあんゴール1/3 クロスやセットプレーにあわせて1/3
⇒ゴール数は多いが決定力が高いわけではない。簡単なシュートもよく外すし、シュート打ってなんぼ

・手癖が多いのでファールをとられやすい
⇒主審への異議も多く、今年は警告が12枚

・得点への執念は凄まじいがプレーが独りよがりになる
⇒城福さん曰く「ダヴィはフットボーラーではない」
⇒城福さん曰く「今シーズンはダヴィとの戦いだった」とのこと

・守備はある程度、頑張るが上手いわけではない
⇒インターセプトとかコースを切るとかそこまでの守備意識はない

・1トップ、2トップどちらでも問題なし
⇒甲府ではサイドはほぼやってないのでどうなるか分かりません。
良いクロスを上げるところとかもほとんど記憶にないですw

こんなところでしょうか?

来年お子さんが生まれるのでモチベーションは高いはず。
それを上手くコントロール出来ればダヴィの活躍は間違いないと思います。


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