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【2019 J2 第1節:大宮戦】課題多い開幕戦


・前半10分過ぎまで攻撃のカタチは見えたが・・・・

ドゥドゥの背後への飛び出し、ウタカのポストワーク
佐藤の配給、バイタルで受けた横谷からのスルーパス
内田、武岡のサイドからのクロス


決定機や多くのシュートチャンスにつながったわけではないが
最初の10分は新しい選手も多く入ったこともあって彼らの持ち味をいかすような
新しい攻撃のカタチが垣間見え、ポジティブな印象を受けた。

しかし、その後の大宮の長いボールを駆使したサイドチェンジによって最終ラインが下げられ
Gkを含めた自陣奥深くからのビルドアップを強いられるような展開になり、局面が変わった。


また、3バックに3トップ、受けに入るボランチにも相手ボランチが
プレスに来るような状況を作られビルドアップを寸断される。
これは甲府が昨年、大分対策として用いた前プレのやり方に近い。
大分はそれでもつなごうとし、甲府にボールを奪われ、次々失点していたが
甲府はそこまで頑なにつなぐチームでもないのであっさり前線めがけて捨てるボールを選択。
したがってお互いに長いボールを蹴ってセカンドの奪い合い、みたいな展開になり、こう着状態になる。

そこから(25分前後)大宮のボランチが3バックの脇に落ち
左右のCBとWBのポジションをあげるというビルドアップを始める。
その数分前から右サイドからクロスがあがるようなシーンが2度あり
甲府CBが上手く跳ね返せなかったこともあって
そのような組立てを選択したと推測するが甲府としては獲り所が難しくなって劣勢になる。

54の守備ブロックを作って守備のオーガナイズを作ることは最低限出来ていたので
持たれても押し込まれてもそこまでピンチにはならないが
シャドーの二人が自陣に戻らざるを得ない展開が長くなり、ウタカが孤立するという状況は
攻撃面でのマイナスが大きい。

さらに、劣勢の展開が続いたこともあり、最終ラインや中盤からビルドアップでミスも増え
ボールを持ててもまた守備に戻るという悪循環が結局、前半終了まで続いてしまった。





後半も立ち上がりは同じ。
ファンマめがけた長いボールのセカンドを相手に回収されサイドに展開され、クロス。
跳ね返してもラインが深いのでまた拾われてまたクロス。
クロスの流れたボールを大前や渡部に拾われ、シュートを打たれるも河田のセーブやシュートミスで難を逃れる。
その後のCKやサイドからのクロスに対しても、甲府の3バックがファンマをなかなか抑えられないので
そこに対して注意を向け過ぎると他が空いてフリーでシュートを打たれるシーンが続いた。
ファンマに対する空中戦の劣勢が他のケアまで回らない要因だが
クロスに対してのプレッシャーが(特にこちらの右サイド)弱いのも問題のひとつ。


そこでのピンチを凌いだ後ぐらいから(60分過ぎ)大宮のビルドアップのミスが続き
甲府もウタカの強引な運び出しなどから最後はドゥドゥが決定機を迎えるなど流れが徐々に傾く。
また、前半おとなしかったリマが積極的に攻撃参加するようになり
攻撃に厚みが加わったことで、大宮ゴールに迫るシーンが増えていった。
もともと左サイドからのビルドアップを得意としているのもあるし
ウタカが左サイドに流れることが多くなり、良い距離感でのパス交換が増えたのは大きいだろう。



終盤は、ドゥドゥとバホスを交代。
バホスはドゥドゥより攻撃的だし、フリーダムに動くので
あの時間帯からの投入は相手にとってより脅威になるだろう。

さらに佐藤と新井を交代させ、バホスとウタカの2トップ気味にして
バホスを右サイドから突っかけさせ、最後のチャンスにかけたが
目立った決定機は作れずスコアレスドロー。

苦しんだ時間は甲府の方がやや多く、決定機も大宮の方が多かった印象なので
ドロー自体は悪いものではない。
あとは多く出た課題と収穫を今後にいかしていければ。






・ウタカのポストワークとドゥドゥ(バホス)の突破が攻撃の軸であることは間違いない。
問題はどうやってそこに良い状況でボールをつなぐか。

佐藤や横谷、またはワイドの2人。さらに攻撃参加であがるリマ。
前半の10分と後半の15分以降でいくつか良い攻撃はみられたが確実に物足りない。

54の守備ブロックを作るというオーガナイズがある程度出来ているからこそ
守備に対するタスクに時間やパワーを奪われ、攻撃にまで移るまでタイムラグが生じる。
バホスのような一気に相手の背後をとってカウンターでしとめられるタイプならまだいいが
コンビネーションで崩すウタカの場合はもう少し早く、攻撃に移れるような守備のやり方が必要だろう。

あと、ワイドの二人が昨年より個で持ち運ぶようなタイプではないので
ここも押し込まれる展開だと高いポジションをとりにくく、前線のサポートに時間がかかる。



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2次キャンプ終了


まず、大きな故障者もなく、無事に終えられたことが何よりだが
TMの結果も鹿島、ソウル、大宮、蔚山現代、町田という、いずれも同等~格上との試合で
2勝2分1敗という結果はまずまずで、ここまでは順調に来てると言って良さそうだ。

また、相手の状況やリーグの流れを見ながら戦い方を変えていくというチームの方針や
伊藤監督の433システムへのこだわりもあって4バックの試みも多くあり
オプションという位置づけではあるだろうが積極的に使っていくことが伺える2次キャンプだった。

その中で開幕スタメンに向けてレギュラー争いも徐々に見えつつある。



・前線
前線の立ち位置を変えないようにする狙いなのか3バックでも4バックでも1トップは変えそうにない。
試合流れや相手の戦術によってバホスやドゥドゥが1トップに来ることも十分あると思われるが
基本的には二人はシャドーやウイングがメインポジションになりそうで
1トップの選択はファーストチョイスがウタカで次点に佐藤洸一。

シャドー/ウイングはバホスの負傷もあってドゥドゥと曽根田が今のところレギュラー争いをリード。
森や宮崎と言った若手も結果でアピールしているが序列をひっくり返すところまではいっていない。


・サイド
サイドに関しては絶対的な選手が存在せず、田中や森がこのポジションに挑戦したりもしており
誰がレギュラーを掴むかまだ不透明なところもあるが
右サイドではWBでもSBにおいても武岡と橋爪の一騎打ちという印象。

左サイドは3バックのWBならば内田がファーストチョイスになりそうだが
4バックへのシステム変更した場合、リマがCBからSBにポジションを移す可能性が高いので
システムによって変わってくるだろう。


・中盤
中盤もシステムが2枚か3枚かによっても変わるが佐藤和弘、小椋、横谷がリード。
新加入の後藤も随所に持ち味を出しているし、新井も怪我からの復帰が順調であればレギュラーを担える存在であり
高いレベルのレギュラー争いがシーズンに入ってからも続きそう。
ただ、3枚になった時のアンカーだけは難しいポジションだけに伊藤監督も悩んでいるようで
TMでは小椋、山本、新井などが起用されているが蓋を開けてみないと分からないという状況。


・CB
3バックなら小出とリマが当確。
残り1つのイスに今津と小柳が争っている。
4バックでもリマがSBにスライドする可能性が高いので構図は同じ。
3バックに関して山本をリベロにおいて小出を右のストッパーにずらす案や
武岡、橋爪、新井といったCBも出来る選手の起用も模索されており
他の組み合わせも選択肢としてあるが
4バックはに関しては適正のある選手が少ないだけに不安も大きい。


・GK
TMではGKからのビルドアップでミスが起こり、それが失点につながってしまったこともあったようだが
個人的に全てのポジションの中で一番レギュラー争いが厳しいポジションだと思っており
誰が開幕スタメンでも全く驚きはない。
経験値で河田と岡がリードしているが積極的なプレースタイルの岡西も
伊藤監督には好まれるんじゃないかと思っている。










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