【2012年の総括】J2を振り返る

今更感がありますがデータのまとめ作業が終わったので今年の総括を書いていこうと思います。

まずはJ2全体の総括です。

・J2の底上げ
今年のJ2は上位も下位も激しい勝ち点の奪い合いで最後まで大混戦だった。
新しく導入されたレギュレーションが大きな理由の1つになっていると思われるが
それ以上に中位~下位のチームが成長し、自分たちの色を持つチームが増え、組織的なサッカーをするように感じた。

年間を通して苦しんだところは多いがどこのチームでも良い時は上位から勝ち点を奪えていたし
波乱と呼ばれるようなゲームが毎節、発生していた。
まだまだ経営面で苦労している所は多いし、万全な環境を整えている所は一部だが
監督や選手の経験値が上がり、ピッチ上ではどのチームも大きな差はなくなりつつある。


・ポゼッションサッカーの是非
近年のサッカーはポセッションが1つのテーマになっていたが今年のJ2は違った。

京都、千葉、山形、東京V・・・・

どのチームも巧みなパスワークで相手を翻弄するも決定力を欠き、逆に一瞬の隙を突かれ勝ち点を取りこぼした。

逆に昇格を決めた甲府、湘南、大分は守備に回る時間が少なくない中で相手の隙を狙ったり、陣形が整わない内に
効率よく攻めたりとポゼッションとは逆のスタイルで結果を残した。

残念ながら1年でJFLへ戻る町田もボール支配率はJ2で一番高かっかたし
対戦相手から「なんでこんなに良いサッカーをしてるのに最下位なの?」という声もよく耳にした。

ポゼッションサッカーをすれば何か良いサッカーをしてるような錯覚に陥るが
一番重要な部分は何なのか?を改めて感じるシーズンだったように思う。


助っ人外国人の不在
得点ランキング上位10人の中で外国人のストライカーは得点王になったダヴィだけ。
10点以上とった選手も全18人選手いるが外国籍の選手はダヴィとカイオの2人のみ。

J1にも言えることだがブラジルの好景気・日本の不景気が影響し、各クラブとも優良な助っ人を確保しづらくなった。

だからこそ人数をかけて守られた時の崩し方や決定力の部分で泣くクラブが多かったのかもしれない。

日本人のストライカーを育てることも重要だがブラジル以外の補強ルートを各クラブが模索する必要があると言える。
(現状、韓国ルートが増えてきているが日本人との差別化はあまり出来ていない)







ここからは各クラブの印象を・・・

甲府
主力が多く入れ替わった中でダヴィを再生し、攻守にバランスのいいチームを作り上げた城福監督の手腕は特筆に値。
夏の補強も的確で怪我人も少なく、チーム内で良い競争が働いたのも大きな理由の1つであろう。
そう言う意味では監督・選手以外のフロントやコーチ陣などの働きも素晴らしかった。


湘南
開幕前の予想から見れば驚愕の成績であったがチョウ監督のもとで若い選手達が躍動し、縦に早いサッカー
組織的でありながら、魅力的であった。
数試合勝てない試合が続いても自分たちのスタイルを貫いたことが最後、身を結んだ。


大分
リーグは6位に終わったが、見事POを勝ち上がって昇格を決めた。
多額の借金返済の為に是が非でもJ1昇格を勝ち取らなければならなかったのでチームとしてはホッとしているだろう。
最後10分でギアが上がる力強さは田坂監督の指導による練習の賜物だろう。


京都
内容だけでみればほとんどの試合で相手を上回っていたはず。
若い選手が多い所以もあるかもしれないが勝負どころの見極めや引き分けで良しとする大人のサッカーができなかった。
選手のコマは豊富に揃っていただけに柔軟な采配で相手の的を絞らせない戦い方をしても良かったのかもしれない。
数年前の我がクラブを見てるようだった。(もちろん京都の方がクオリティは高いが・・・)


横浜C
監督経験0、途中就任、最下位・・・・
こんな状態から4位まで引き上げPO進出まで達成した山口監督の手腕が非常に光った。
冷静な知性派の監督かと勝手にイメージしていたがどうも違うのかもしれないw


千葉
またもか・・・と誰もが思った。J2では別格の戦力を誇り、ゲームの内容も良い。
良い時は前半で試合を決めてしまうゲームがある中であっさり下位に負けることも少なくない。
毎年、監督が変わっているのも悪い影響で修正や反省が次の年に反映されていないようにも思える。


東京V
毎年、毎年多くの選手が入れ替わりながら昇格まであと少しのまで来ていたが今年も最後に失速。
チームの主将が途中で移籍したり、終盤で監督を交代するなどややチームがまとまっていないように見える。
期待を抱かせる若手が今年も出てきたのはまだ幸いだったか・・・・


岡山
4年連続成績を上げつつ今年は初の一桁順位。
影山監督のスタイルがチームに浸透しただけではなく、クラブの経営も安定し、J1でもそうそうない練習環境が完成する。
来年、勝負の年と捉えれば今年の結果はまずまずと言えよう。


北九州
三浦ヤス監督のもと若い選手が伸び伸びサッカーしている所には好感持てるが守備が稚拙だったのは残念なところ。
J2参入2年目であった昨年より順位は1つ落としたが、近年昇格したクラブの中では成功してる部類。
ただ、J1のクラブライセンス取得の目処が立っておらずヤス監督の退任や主力選手の退団が来年大きく影響しそう。


山形
J1で鍛えた守備に攻撃に上積みしたかったところではあったが、決定力を欠き、守備でもミスが目立った。
前半戦を首位でターンした事やサッカーの内容を考えれば、悔しさは大きい。
来季はコーチに相馬氏が就任決定。


栃木
昨季以上の成績を残し、あわよくば昇格まで行きたかったところではあるが逆に昨年より成績を落とした。
守備に重点を置きながらカウンターを狙うスタイルは体現出来ているが質の部分をもう少し上げていきたい。
ところで開幕前話題になったジャイロはどうなったのか?


松本
J2初参戦ながらこの順位は上出来。
無名の選手が多いものの、反町監督の下、1年でスタイルも確立しつつある。
観客動員も非常に多く、来季はスポンサーも今年以上に見込める模様で大きな期待がかかる。


残り10チームは次回・・・(o・・o)/


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