【2012開幕戦:甲府vs栃木】13年間の呪縛を破ったJFK甲府

 J参入後14年目にして初の開幕戦勝利( ゚Д゚ノノ"☆パチパチパチパチ
(誰だよ、お預けとか言ってたやつ→(;^ω^)ノ)

もっと城福さんはポゼッションにこだわるのかなって勘違いしてました。
良い意味で期待を裏切ってくれたと思います。



・2つの起点を活かすシンプルな組立
僕の考えでは昨年の京都のように序盤はなかなかチームの熟成が進まず
勝てない試合が続くのではないのか?と思っていました。
しかし実際は違った。

一番印象だったことは最終ラインのシンプルな組立。
ポゼッションサッカーというとしっかり足元でつなぎ丁寧に組み立てる事が多いですが
ダヴィ、高崎という2枚の起点を最大限生かすべくシンプルな組立を優先していました。

この2トップの凄いところは起点以外にも幅広いタスクをこなせること。
裏へ飛び出したり、自ら仕掛けたり、クロスに合わせたり、守備も怠らない。

最初は似ている2トップだったので動きが被るんじゃないかと思ってましたが
全くそんな心配は要りませんでした。
逆に何でも出来る選手が2人揃ったことでマークが分散されていましたし
2人だけでシュートに持ち込むシーンもありました。

この2つの起点がつくれたことによって
チーム全体が押し上げられ良い距離感で試合の主導権を握れることとなりました。

この2トップになったことで成長の兆しを見せたのが左サイドの柏

柏といったら右サイドに張り付いてサイドを突破する選手でしたが
素直に前線の2人に入るボールのサポートに入ったり、コンビネーションに絡む事で
ポジションに捕らわれずに自由に動けていました。
自由に動くことによってマークを振り切ることもできるし局面で数的優位も作れる。
サイドに張らないことでSBが上がるスペースを与えていた事につながっていた。

それこそ人とボールも動く、ムービングフットボールを体現していた選手の1人だった。


ただ全体が高いラインを保つこのサッカーはボールの失い方が悪いと
時として諸刃の剣になりかねない。


しかし、そこで大きく貢献した選手が2人いる。

そう、保坂と伊東だ。

正直、1人くらいは井澤など攻撃的な選手でもいいのでは?
と思ったサポも少なくないだろう。

このサッカーの守備の生命線は奪われたあとのファーストプレスで
そこを突破されると数的不利もしくはマークが付けない状態に陥ることが多い。
しかし伊東と保坂の存在がそのリスクを最小限に抑える要因となっていた。
プレスはもちろん、中盤でのボール奪取能力、危険なエリアのカバーリングと
全体が前がかりになる中でこの2人が常に危険になりそうな芽を潰しにかかる。

この2人がいるからこそ柏、堀米含め前の4人だったりSBが積極的に上がれる。


とはいえチームの統一された守備意識と組織的プレスがない事にはどうしようもない。


そこで驚いたのは堀米の守備意識の高さ

これまで出場機会があまりなかったので少し偏見な目があったかもしれないが
こんなに守備でも頑張れる選手だったとは正直思わなかった。
攻守の切り替えが早く、決して守備をサボることがない。
持ち前のキープ力やパスは言わずもがなだがこの守備意識の高さが
堀米はスタメン抜擢した1つの要因ではないのかと感じられた。


柏にも言えることだが決して調子の良さだけではなく彼らの持つ実力で
スタメンを奪ったのではあろう成長ぶりだった。


昨日書いたようにいろいろやる前には疑問があったが大抵のことは
この試合で解決されたのかな?と思わせてくれる試合だった。
全て書くとなかなか終わらないのでここらへんで終わりますが
なかなか発見の多い開幕戦で非常に良かった。


ただ、これが城福さんのやりたいサッカーの全てではないだろう。

個人的な感想だが城福さんはまず自分のやりたいサッカーではなく
ある程度選手にあったサッカーをして、まず結果を残し信頼を得ることを
優先しているのではないかと感じている。
もっともっと高度な要求をする監督のはず。
正直まだ完成度は50%も満たないのではないだろうか。



kofu-tochigi2.jpg

採点

荻・・・6.5
序盤のビックセーブがこの試合の流れをつくった。
フィードはいまいちだがキャッチングには安定感があった。

福田・・・6.5
非常にバランスの良いSBという印象。
裏への対応で遅れる場面は課題だがセットプレーの精度もなかなか良かった。

石原・・・6.0
攻守にハードワークできるところはさすが。
イエローに関してはしょうがないので今後気をつけてもらえればいい。

ドウグラス・・・6.0
ミスで失点の原因になったものの、総じてダニエルの幻影を振り払ってくれる
存在感だった。(いや、ダニエルを思い出してしまうかw)
日本サッカーに慣れてくればもっと無双するかも。

山本・・・6.0
前に出る守備はお手のもの。
ややファールが多いのは改善してもらいたい。

伊東・・・6.5
さすがのベテラン。保坂との連携もよかった。
いまだに年齢を感じさせないプレーは毎回驚愕する。

保坂・・・6.5
伊東と同じくレーダーをはって危険なエリアを監視する。
攻撃にも出れることがまたよかった。

堀米・・・6.5
キープ力やカットインからのシュートはさすが。
もっと積極的にいってもやるべし。

柏・・・6.5
サイドだではなく中央でも活きる選手になっていたように感じた。
あとは得点力をつけていきたい。

高崎・・・6.5
前線での起点、裏への飛び出し、サイドからの突破、あらゆるところで危険な選手。
唯一、決定力だけが足りなかった

ダヴィ・・・7.0
1点目の強引に押し込んだところはさすが。
もう「ダヴィだこりゃ」は言わなくていいかも。 

井澤・・・6.5
間違いなくレギュラー争いを熾烈にさせる選手の1人になっていると思わせる
ようなプレーだった。

片桐・・・6.0
まだまだこんなもんじゃないはず。

城福監督・・・7.0
13年の呪縛を振り払っただけでも評価に値。
それだけではなく、次に期待感をもたせる試合内容だった。



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コメント

No title

保坂も攻撃に絡める子ですけど、当面ボランチは守備重視の伊東・保坂で行くんでしょうね。

2012/03/06 (Tue) 07:14 | KKGT-R #- | URL | 編集
KKGT-R さん

最終ラインの安定とゴリゴリサッカーが続くまでは可能性は高いですね。

とはいえ、保坂・伊東がアタッキングサードまで侵入するシーンもありましたし
あれには笑いました。

チームとして前でとる意識が強いので結構陣形が崩れるケースが多いです。
バイタルが結構空いてたのもそのせいかな。
ただこの2人のお陰でボールを取り切れたり、多少陣形が崩れてもカバーできることになって良い感じに攻撃的なチームとしてバランスとれています。

もし前線の2枚が封じられてしっかり後ろからつなぐ必要性が出てきたら
井澤やソングンあたりの出番になるでしょうね。

2012/03/06 (Tue) 21:37 | ガッピル #- | URL | 編集

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